天王寺・阿倍野区でピルの処方に対応しています
上野会クリニックあべのBranchでは、ピルの処方に対応しています。
月経困難症による腹痛や頭痛、気分の不安定さといった不調は、保険適用による低用量ピルで緩和できます。
また、避妊を目的とした使用や、肌荒れ・ニキビの改善など、美容や体調管理に役立つピルもございます。
これらの用途に関しては、自費診療での処方をご案内しています。
ピルで改善されること
ピルの服用で改善される症状としては、以下のようなものがあります。
生理痛の軽減
子宮収縮運動を促す物質の生成を抑制し、生理痛が軽減します。
PMSの改善
女性ホルモンの急激な変動により引き起こされる、「PMS(月経前症候群)」を改善します。
PMSとは月経前に10日間ほど続く、精神的/身体的に不快な症状のことを指します。
PMSの主な症状
- 精神的な症状…イライラする/怒りっぽくなる/憂鬱/不安感/過食 など
- 身体的な不調…頭痛/腹痛/ニキビや肌荒れ/のぼせ/倦怠感 など
排卵痛や避妊効果
正しい方法でピルを服用することで、排卵が抑制されます。そのため、排卵痛の改善や、避妊効果が得られます。
子宮内膜症に関わる症状の改善
ピルには子宮内膜の増殖を抑える効果があります。そのため、子宮内膜症の不快な症状である下腹部痛や骨盤の痛みが軽減します。
プレ更年期症状の改善
30代後半から40代前半に起こる更年期のような症状の軽減が可能です。
肌のトラブルや多毛症の改善
ホルモンバランスの乱れからくるニキビなどの肌トラブルや、多毛症などの改善が可能です。
取り扱うピルの種類について
ピルは、使う目的や種類によって保険が適用される場合と、自費での処方になる場合があります。
月経困難症や子宮内膜症などの治療目的で用いられる「LEP(低用量エストロゲン・プロゲスチン配合剤)」は、保険診療で処方される対象です。
保険診療:超低用量ピル
- フリウェルLD
- フリウェルULD
- ヤーズ
- ヤーズフレックス
- ドロエチ
一方、避妊やニキビ予防、月経日調整などを目的として使用される「OC(経口避妊薬)」は、自費での処方となります。
自費診療で処方できるピルの種類
低用量ピル
- マーベロン
- フェボワール
- ラベルフィーユ
- トリキュラー
これらのピルには、避妊効果やニキビ改善、月経痛の緩和や周期の安定化、PMSの症状改善などの効果があります。
中用量ピル
- プラノバール
月経日の調整に効果があります。
ピルの飲み方・副作用について
避妊や月経トラブルの改善に役立つ低用量ピルですが、効果を引き出すには、正しい飲み方の理解が欠かせません。
服用方法
低用量ピルは、28日間を1クールとし、1日1錠を毎日同じ時間に順番通り服用します。通常は生理初日から開始します。継続して正しく服用し続けることで避妊効果が保たれますが、飲み忘れがあると効果が下がるため注意してください。
偽薬期間や休薬期間中でも、次のシートを正しく開始すれば避妊効果は維持されます。
服用し忘れた時には
ピルを飲み忘れた場合は、状況に応じて対処する必要があります。
1日(1錠)服用し忘れた場合
気づいた時点ですぐ服用しましょう。いつもの時間に近ければ2錠同時でもかまいません。正しい対処法を取ることで、避妊効果は維持されます。
2日以上(2錠以上)服用し忘れた場合
服用を一旦中止し、次の月経開始後5日以内に新シートで服用を再開しましょう。7日間は他の避妊法を併用してください。
偽薬(プラセボ)の服用し忘れ
避妊効果に影響なし。
副作用
低用量ピルを服用すると、主に以下のような副作用が現れることがあります。
- 不正出血
- 吐き気
- 頭痛
- むくみ
- 乳房の張り
この中でも不正出血は比較的多く見られ、全体の約2割の方に起こると言われています。
低用量ピルの服用初期は副作用が出やすいですが、多くは3ヶ月ほどで落ち着きます。
特に注意すべき副作用は「血栓症」です。喫煙・高血圧・肥満などの持病がある方はリスクが高く、以下のような異変を感じたらすぐに服用を中止し受診しましょう。
- 突然の足の痛みや腫れ
- 手足のしびれ
- 胸が締めつけられるような痛み
- 息苦しさ
- 激しい頭痛
ピルの費用
現在、準備中です。
ピル処方の流れ
ピルが処方されるまでの流れを解説します。
1受付と問診
来院後、受付で問診票をご記入ください。
2カウンセリング/診察
ピルの効果や副作用は医師から説明があり、目的に応じて適切な種類のピルが選択されます。特別な検査は不要ですが、定期的な血液検査を受けると安心です。
3会計・薬の受け取り
診察後、初回は1〜2ヶ月分のピルが処方されます。会計を済ませたら薬を受け取り、処方は完了です。
42回目以降
自費診療では最大6ヶ月分、保険診療では最大3ヶ月分が処方可能です(保険適用時は毎回の診察が必要)。
年1回の血液検査が推奨されています。

